


しかし、古代の神秘のムードは、葵祭りの頃よりもあるかもしれません。
地元の人たちが、昼下がりの雨上がりに散歩に来ていました。
都会でありながら、このような大きな森を持つ
京都の奥深さが垣間見られました。


京都はどこかおままごとめいた女性ノ楽しさをそそる空気を残しています。
健康的で悠々と伸びやかな奈良とは対照的かと、私は思っています。
上賀茂下賀茂両神社とも、奈良の葛城の人たちが昔に入植した
ところです。故郷は奈良なのです。
ですから、奈良の小川も大切にされてきたのでしょう。
望郷の思いもあったのかもしれません。
私の好きな神社です。
