ラマヌジャンと食べ物 セポイの反乱にクリスティーなど
この本に、
ラマヌジャンというインドの天才の話が出てくる。
この人は、彼の守護神の女神様のお告げがあると、
定理を1日に6個も、毎日続けて見つけたという。
普通、天才でも1年に6個見つけられれば、すごいといわれるそうだから
半端でない天才
熱心なヒンズー教徒で、食べ物は菜食。
ガル二シアというマメの料理が好きだったそうだ。
インドの料理の場合、香料のミックスの和が多いので
食品目数は、自然に増えるのかもしれない。
彼は、第1次大戦で、本国から食べなれた食料もこなくなり、
なれないイギリス生活で体を壊し
本国に帰るも、回復せずに、早死にをする。
セポイの反乱に関するビデオ
シャーロック・ホームズは、クリスティーもずいぶん意識したと思う。
ホームズとワトソン君の関係は、
ポワロとヘイスティングの関係でもある。
この頭の切れる、少し風変わりな主人公と、
少し間抜けだが人のよい友人の組み合わせは、
安部清明さんと友人の関係にもみられる。
イギリス人は、インドでも、ずいぶん狡猾あこぎなことをしたようだ。
このきれいなお嬢様は、若き日のクリスティーである。
第二次大戦後、彼女は自国の戦勝を、惨憺たる戦勝だったか
そんなように、小説に書いている。
しかし、インドを植民地にして、自国が潤っていたことに対する呵責は、
感じなかったのか、あまり小説ではみなかったと思う。
インドは、確かに、イギリス経済の生命線だったのだろう。
そのいきさつは、天才の栄光と挫折で、書かれている。
たしかに、われわれも、従軍慰安婦問題や、さまざまな事を
言われても、戸惑う。
複雑な問題だ。
by yamatokodou
| 2010-10-11 02:18
| 知の水脈 観る 読む