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美の冒険家ゴッホ より 東京新聞夕刊から


    東京新聞の夕刊で、ゴッホを10回連載するという。
    ゴッホの生涯に関係ある土地を廻るらしい。
    面白いので、3回分まで載せてみました。
    
    ゴッホは、南仏のひまわりの風景を、日本のイメージと思っていたという。
    日本のイメージは桜であるが、
    おなじ種類の花が、咲き誇っているという形態は
    似ているのだろうか。
    菜の花畑も、日本の風景なのですが、ひまわりのたくましい輝きが
    ゴッホが夢想した日本とは、面白い。
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    ゴッホは、素行に問題があり、弟は理解を示したが、
    妹とは、仲が悪かったという。
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    米国製作ゴッホ(カーク・ダグラス主演)を見ると、
    大体のことはわかる。
    素行の変わるぶりは、英、仏、蘭 共同制作の20年前のゴッホが
    面白かった。
    
    寝ているゴーギャンにまたがり、いきなり、ぶちゅーっと、
    ゴーギャンに吸い付いてしまったゴッホは、
    なかなかのものであった。
    ゴーギャンは、万年金欠であったが、
    ゴッホのもとから、逃げさる。
   
    映画ですから、脚色もあろうけれど、興味深い逸話である。
    角川セレクションのゴッホは、いつか読んでみよう。
    今は、読書予定が詰まっていて、読めない。

    ゴッホのうねるようなタッチは、ムンクの絵の叫びと似ている。
    ムンクと同じように、ゴッホを分裂病という学者さんもいたようだが、
    福島章氏は、否定している。
    癲癇発作の前兆は、恐ろしい恐怖が付きまとうケースがあるというが
    そちらから来るものということなのだろうか。

    ドストエフスキーも癲癇発作を起こした。
    罪と罰という彼の作品の中に見られるうねるような憎悪は、
    ゴッホのうねりのタッチのように、大胆で魅力的である。
    
    ゴーギャンは、ポリネシアの島で、心臓発作で死んだという。
    ゴーギャンの孫が、ポリネシアの島にいて
    「ゴーギャンなどという人間は知らない、
    おそらく身勝手な男だったのだろう。」と言っているようだから
    癖のある人間だったのだろう。

    ゴッホ作ゴーギャンの椅子という絵が、ある。
    ゴッホは、親しみを感じると、その距離感のとり方が
    わからなくなるタイプだったのかなと、少し思った。
    情熱的で、純真であったようなだけに
    痛々しく思う。
    ゴーギャンが去った後、ゴーギャンの椅子の絵を見るゴッホは
    かなり、こたえただろうと思う。


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by yamatokodou | 2010-10-07 15:20 | 知の水脈 観る 読む
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