人気ブログランキング | 話題のタグを見る

DVD DOOMSDAY 



スコットランドで、薬の効かない死病が発生。
イギリス政府の対応、動揺する人々、さまざまなことが描かれている、
文明の進歩などと偉そうなことを言っても、人間は一皮向けば、何も進歩していないのではないか、
そんなことも考えた。

映画の最後にいう主人公の台詞
「君の友達を食べてみるかい」
ブラックジョークきわまれリ。
イギリス人は、最悪の環境の中でも、こんなジョークをとばしながら、未来を切り開いていった人たちであると、思った。
これは、他のイギリスを題材とした作品でも思った共通の感想。

台詞で覚えているのは、「巨大すぎる嘘は、誰も攻められない」
これも、すごい台詞。

食を問いつめていくと、どうなるか、
さまざまなことを、考えさせられた作品。

大雑把に言えば、イギリスという国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの1部
という、民族の違う人たちが作ってる国であると、思い出した。


B級要素も強いけど、偽善者っぽくない本音いっぱい。

「いるか食べるの、かわいそー」なんて映画を作る人たちと違う。
いるかを食べることを批判する人たちは、さめを食べることは批判しない。

高等動物と下等動物という決め付けも、いかにも白人至上主義の上から目線。
生きたまま海老を食べるのは、残酷であるという国もあるが、牛の解体作業も、かなり残酷と思う。

われわれは、野菜にしろ魚にしろ、肉にしろ、日々、他の尊い生物の命をいただいて生きている。
そのことを、深く考えさせられた作品。

また、ケルト的要素も、大いに作品に華を添えている。
イギリスには、ケルト的要素が、大陸よりも色濃く残っていることが、作品の隅々から感じられた。

もっと、日をおけば、また、違った感想もでてくるというような、
考えさせられる作品だった。



人気ブログランキングへ

イギリスはサッカーでは、燃える国というが、イギリスのそれぞれの民族の情熱も、そこには、こめられていると思う。
イギリスを構成する、それぞれの民族の情熱が、こめられている。

by yamatokodou | 2010-06-18 11:10 | 知の水脈 観る 読む
line

学力をつける食事         パワースポット参拝散歩


by yamatokodou
line