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炎の画家ゴッホ



ゴッホ
地元小学校退学。
転向した寄宿学校でも孤立
画廊では、失恋により、勤務態度悪化、解雇
私の、素人考えで、これは、今流行のアスペルガー入ってるかなと思う。
彼が今生きていれば、もっと、まわりから、注意深く扱われたのではないか
そう思うと、残念で悲しくなる。

アスペルガーは、
扁桃体が大きく、下前頭回の右半球弁蓋部の体積が小さいという。
でも、何名を調べて言っているのかはわからないので、
言い切れるかどうか・・。
しかし、気質的に、特徴があるらしいことは、わかってきていることだ。

後25歳で、聖職者として生きようとしたゴッホは、
自分の衣服、給料を貧しい人々に、分け与えてしまう。
伝道委員会はゴッホのこのような態度を喜ばず、常軌を逸した奇人とし、
正規の伝道師の資格は、与えられなかった。

ゴッホは、物事を、深く、クリアに考える性質
だったのだと思う。
伝道師としての行動は、
あの糸杉の絵の、枝の動きの描き方と共通している。
糸杉の枝の動きも、信仰への行動も
明確に、深く、クリアに考えると
「あのように」なると思う。
炎の画家ゴッホ_a0170046_15263150.jpg

耳たぶを切って、娼婦にもっていったという。
その後、錯乱状態となり
「毒を盛られるのではないか」という妄想あり。
これは、セラフィーヌも、収容されるとき、おなじことを
考えたわけで、興味深い共通点だ。

ゴヤは絵筆をなめる癖があり、
それが、健康に悪影響をもたらしたという。
ゴッホは、どうだったのだろうか。
絵の具の呑込んで、大変な騒ぎになったこともあったというが。

晩年のゴッホのうねるような筆運びは、ゴッホの病気が原因か」
「そりゃ違う」と、サン・ミレの病院長ブロンさん。東京新聞より。

ゴッホは、医師によっても、意見が分かれる画家である。

サン・ミレで回復と思えた後、3週間正気が戻らないほどの強い発作。
画家は激しくわめき、のどがはれて食事が出来ないほどになった。
つまり、発作の合間の小康状態に描いた絵。
誤解を与えてしまってはいけないのでことわりをいれますが、
私は、ゴッホの視角に病気の影響があったとしても、
彼の価値が下がるとは思いません。
むしろ、美へ昇華する彼の脳内作業は、
大変な疲労を、彼にもたらせたのではないかと、
天才への尊敬の気持ちとともに、思います。

ゴッホは、興味深い画家である。

これは、皮肉では、まったくないが、
この画家の技法は、かなり油絵の具を消費すると思う。
モネ同様、画材メーカー関係者にとっては、
ありがたい画家と思う。

聖月夜は、発作の合間の短い時間に描かれたという。
夜の楽しさが描かれていて、時々見たくなる絵である。

弟テオは、20年前の映画では梅毒による精神病のような描かれ方をしていたが、
多少精神的に病的だったとも言われているようだ。

興味深い兄弟だ。

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by yamatokodou | 2010-10-20 16:34 | 知の水脈 観る 読む
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