熱国之巻 今村紫紅 東博 平常展
今村紫紅が好きだ。
脳溢血で35歳で亡くなった日本画家だが、この人の絵を見ても、宮沢賢治や岩崎ちひろの絵を見たときの不健康な不快感がない。
去年熱国之巻のインド夕の巻き を観て、とても惹きつけられた。
今年は、朝之巻 シンガポール編である。
カヌーを漕ぐ茶褐色の肌の人たち、
金粉が立ち上る陽炎のような熱気をあらわし、幻想を誘う。
高床式の水上の家が並ぶ。
水音を下に聞きながら眠るのは、どんな気持ちなのだろう。
泳ぎがうまい人は、楽しいかも知れない。
家の中でくつろぐ人の姿が、面白い。
椰子のしげる林の広場に、荷車で向かう人たち
この広場は市場なのだろうか。
椰子林の市場
なんとも、御伽噺の世界のようで、ことことと、心が弾む。
挿絵のような、何度も魅入ってしまう絵である。
脳溢血で35歳で亡くなった日本画家だが、この人の絵を見ても、宮沢賢治や岩崎ちひろの絵を見たときの不健康な不快感がない。
去年熱国之巻のインド夕の巻き を観て、とても惹きつけられた。
今年は、朝之巻 シンガポール編である。
カヌーを漕ぐ茶褐色の肌の人たち、
金粉が立ち上る陽炎のような熱気をあらわし、幻想を誘う。
高床式の水上の家が並ぶ。
水音を下に聞きながら眠るのは、どんな気持ちなのだろう。
泳ぎがうまい人は、楽しいかも知れない。
家の中でくつろぐ人の姿が、面白い。
椰子のしげる林の広場に、荷車で向かう人たち
この広場は市場なのだろうか。
椰子林の市場
なんとも、御伽噺の世界のようで、ことことと、心が弾む。
挿絵のような、何度も魅入ってしまう絵である。
by yamatokodou
| 2010-09-03 20:31
| 知の水脈 観る 読む