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ピカソ それでも恋するバルセロナ エトセトラ

ピカソは、マラガで生まれ、思春期を迎えるころまで、そこで育っているようだ。
マラガの名前は、かつてフェ二キア人がつけた名前である。
カルタゴ華やかなりしころ、スペイン各地に、フェ二キア人がつけた名前の港が、
カルタゴ貿易を支えたという。

バルセロナは バルカの家

マラガ は 商館

カディスは 囲い、城壁

ポルトガルのリスボン は 素晴らしい港 なのだそうだ。
ピカソ それでも恋するバルセロナ エトセトラ_a0170046_1641629.jpg

ピカソのご母堂は、ユダヤ人
それが影響しているかわからないが、
後に、ユダヤ系の優秀なサロン人が、ピカソを引き立ててゆく。
ピカソは、フランスに、要注意人物といわれていたという。
ヒットラーは、ピカソをなぜか、迫害していない。
とても興味深い事実だ。

そして、アフリカ彫刻への傾斜、彼の独特のフォルムは、
遠いフェ二キアの彼の血が創造力を与えたのかもしれないと、
推測する。

それでも恋するバルセロナ
ピカソの恋愛遍歴から、この映画を思い出した。
w・アレン監督というので、すかさずツタヤで借りた。
ラテンの曲が、テンポよく流れ、複雑な恋愛模様が、小気味よくユーモラスにしゃれてくる。
ガウディの建築も楽しめる

スカーレット・ヨハンソンという金髪美人グラマー女優が出ているのだが、
スペイン女性らしい女優の前に出ると、とたんに精彩がなくなる。
ラテン系の骨がしなうような美しさは、
何も変えてはいけない のジャンヌ・バリバールにも共通のもの。

ペルシャ猫とシャム猫の恋をめぐる争い
にも見える。


この映画ででてくる画家役の妙に色っぽい俳優は、
宮廷画家ゴヤは見た で、スケベで勝手な神父を演じてる俳優だと思う。
役者さんの名前って、なかなか覚えられなくて・・。

この映画は、フランス革命当時を扱っている。

また、ユダヤ人差別もあり、賄賂をもらって、要求ははねつける宗教者など、
ユダヤ人のおかれた過酷な環境は、一概に、脚色とばかりも言えない。

ユダヤ人を手ひどく裏切ったロシア王室については、
リチャード・コシミズ氏の「ソ連」のビデオでも学べる。
金だけもらって、あとは知らんふり というやり方は、
第一次大戦のもっと前、フランス革命の頃から、当時の要職にあった人間の十八番だったことも
推測される。
この映画では、スペイン王室の劣化もよくわかる。
http://dokuritsutou.heteml.jp/newversion2/video_2009.html


このdvdも、同時に見ると、フランス革命当時の王室が、いかに劣化していたかよくわかる。
マリー・アントワネットは悪くないという意見もある。
時の流れの勢いは、平凡な知能の人間には、止められなかっただろう。

宮廷料理、お菓子、衣装、仮面舞踏会
宮廷文化満載の映画でもある。


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by yamatokodou | 2010-08-24 16:09 | 知の水脈 観る 読む
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