人気ブログランキング | 話題のタグを見る

平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館

似てるお顔

だから、何かといわれれば、7世紀の面を作った職人さんの流派の御子孫が、仏像を彫ったのではないか、と思うのです。

7世紀は、伎楽面に優れた技法のものが多く、仏像は、お顔は埴輪にある優しいお顔でありながら、全体としては、どこか技法が幼い。

どうしてなのか、疑問に思っていることの一つです。

平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館_a0170046_15512923.jpg


平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館_a0170046_1555564.jpg


平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館_a0170046_15575213.jpg


地蔵菩薩立像
平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館_a0170046_15593814.jpg


7世紀の木彫りの珍しい仏像
笑顔が、爽やかに優しい
全体像の技術は、高いとはいえない気がするが、笑顔の穏やかさが、それを補って余りある作品。
この初期仏像の、しかつめらしくない、理屈抜きに優しい微笑みは、幼子や、母性、父性の発する優しさのような気もする。
好きな、微笑みです。
平常展東京国立博物館 法隆寺館と本館_a0170046_1651017.jpg

この微笑は、天平になる頃から、なくなっていったように思います。
仏像の微笑みの質が、違ってきている。
白鳳時代までの、この仏像たちの爽やかな微笑みは、こけしの笑みに伝承されていったのかとも思います。



人気ブログランキングへ

by yamatokodou | 2010-05-27 16:10 | 心癒し 仏像 展覧会
line

学力をつける食事         パワースポット参拝散歩


by yamatokodou
line